Artglorieux アールグロリュー

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Exhibitions
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永田哲也展 -燦々- sunsun
1月10日(木)→1月23日(水)

「萬年盃踊り鯛」 作品本体 54.0×70.0㎝ 「水の空・雫の艶」(部分)

植物たちが無数の葉を広げ、陽射しを求めてそれを拾おうとしている。
魚たちは透過する陽光を反射し、水中に溶け込もうとしている。
そして一匹の石亀が石の上で手足を浮かし甲羅を干している。
全てのものに陽は燦々と降り注ぐ。
自然において至極当然な営みである。

人間にとっては、降り注ぐ陽の光は「輝き」そのものであり、
「輝き」に満たされるという美の記憶といえるかもしれない。
また、複雑な現代社会に生きる私達にとって
それは時に「休息」や「励まし」にもなる。
それがたとえ微かな木漏れ日のようなものであっても、
人は温かな記憶として大切に心に留めて生きているに違いない。

今回の展覧会では、天空の雲の上に、大海原の水中に、水面の波に、山々の木々に、滝の飛沫の中に陽の光が降り注ぎます。
実際に使われていた和菓子の木型と、伝統的な手漉きで作られる和紙〈西の内紙〉を使った永田哲也氏の「和菓紙」アートの世界。
日本各地から集められた様々な時代の祝いの形と、光を透かして白く温かく輝く和紙の質感で表現されるアート作品が、見る人の心に刻まれた記憶を呼び覚まします。

永田哲也
1959年大阪府生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。
作品の主なテーマは、「時間」と「空間」。
ものごとの現実的な表皮を和紙により採集し、そこに内包された記憶・イメージを視覚的、触覚的に表現することをコンセプトとして、三次元の立体もしくはエンボス作品を制作する。
最近は「日本の記憶」をテーマに、「和菓紙三昧」シリーズを手掛け、美術館やギャラリーでの作品発表をはじめ、日常に親しむアートを提案する為に、インテリアやギフト、ファッション等への展開も試みている。