Artglorieux アールグロリュー

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ー工房160周年ー 島田耕園御所人形展

4月25日(木)→5月1日(水・祝)

「雲の上」(二体一対) 高さ19cm 「御殿犬」 高さ11㎝
「福良雀」 高さ4.5㎝

160年前から京都の地で御所人形を作り続けてきた島田耕園工房。
三等身に白い肌、むっちりとした質感の御所人形は、稚児の姿を写しながら、さらにその先にある「けがれなき大切なもの」「命のめでたさ」を表現しようと作り出されたもので、その歴史は江戸時代に遡ります。
稚児の何気ないしぐさを「愛おしい」と感じ、無邪気な様子に「純粋さ」を見て、屈託ない無垢な表情を「気高い」ものと尊ぶ・・・。
このような古来からの日本人ならではの想いを未来に繋げたいという願いを込めて、五世島田耕園氏は現代にあって和様美を備えた御所人形を制作されています。
折しもこの展覧会の会期中に御代が替わり、新しい時代を迎えます。
今展では、明るくめでたい気分を表現した伝統的な御所人形や御殿玩具とともに、五世耕園氏による、精神性や普遍性が抽象的に表現された作品の数々をご覧いただきます。

五世 島田耕園
昭和33年 御所人形作家四世耕園の長男として生まれる。
昭和55年 同志社大学卒業 人形制作を始める
昭和58年 日本工芸会近畿支部展入選(以後入選を重ねる)
昭和59年 日本伝統工芸展入選(以後入選を重ねる)
昭和60年 伝統工芸人形展入選(以後毎年)
昭和62年 日本工芸会正会員認定。
平成 2年 京都府立京都文化博物館に「投げ粽」を招待出品
平成 3年 五世耕園を襲名 第9回伝統工芸人形展 朝日新聞社賞受賞
平成19年 第54回日本伝統工芸展奨励賞受賞
平成21年 島田家百五十年・五世耕園制作三十年記念展を開催
平成24年 第26回伝統工芸人形展 日本工芸会賞受賞
平成30年 ルイ・ヴィトンとコラボレーション「雛人形」を制作

日本工芸会理事
日本工芸会人形部会長
京都工芸美術作家協会会員