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ー新版画の美ー 小原祥邨(古邨)・高橋松亭(弘明)木版画展
7月29日(木)→8月4日(水)

明治から昭和にかけて活躍し、近年再評価され注目を集める二人の版画家、小原祥邨(古邨)・高橋松亭(弘明)の作品をご紹介いたします。版元でもある「渡邊木版美術画舗」ご協力のもと、保存状態の良い秀作を厳選してご案内いたします。

小原祥邨(古邨)(1877〜1945)
花鳥画木版画のスペシャリストとして「古邨(こそん)」の名前で明治後期より海外輸出用作品を手がける。大正末期から昭和初期には「祥邨(しょうそん)」と名前を改め、渡邊版画店から大錦判・三切判などの作品を発表した。日本人らしい繊細な感性によって表現された愛らしい動物や鳥、美しい花々はもともと海外での人気が高かったが、近年国内でも再評価され全国で展覧会が開催されている。

高橋松亭(弘明)(1871~1945)
東京・浅草生まれ。松本楓湖に日本画を学ぶ。16,7才頃宮内庁外事課に勤務し、寺崎広業らと青年絵画協会を結成。のち、二十会に入会。明治40年より渡邊版画店から作品を発表。「松亭」「弘明」の二つの名前を使う。生前から欧米で大変好評で、関東大震災以前だけでも500点以上を出版。震災後も大錦判の新版画や三切判などの輸出用木版画を精力的に制作した。