「ANIMISM」とは人間や動植物、無生物などあらゆるものに精霊が宿るとする思想です。
2020年3月NYで開催されたKAORUKOによる同タイトルの個展はパンデミックにより中止となり、世界が平穏を取り戻した2024年東京で再び開催される同個展は、NYから一時帰国したKAORUKOが日本における「アート」と「信仰」の在り方を問いかけるものとなるでしょう。流行に左右されない作品をつくりたいと願うKAORUKOは、日本に古来から伝わる「掛軸」や「屏風」のように現代アートを飾る文化を提唱し、一つ一つ、龍の鱗を描くことによって、KAORUKOの想いは研ぎ澄まされ、神社の宮司から頂いた湧水を使い描いたその作品自体に精霊が宿ることを願っています。