Artglorieux アールグロリュー

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Exhibitions
  予告

岡村翔平 個展「Simulacrum」/ 津村果奈 個展「In bloom, in blue」
8月7日(木)~8月13日(水)

岡村翔平「Beneath the Surface ver.2」
P6号
板・白亜地・油彩
岡村翔平「Caught in the Glass」
M20号
板・綿布・白亜地・油彩
岡村翔平「Through the Glass Eye」
F6号
板・白亜地・油彩
津村果奈「食卓に生きる薔薇」 *ふくやま美術館 出品作品
P100号
キャンバス・白亜・油彩
津村果奈「花咲く食卓Ⅰ」
F4号
パネル、白亜、油彩
津村果奈「食卓の一瞬」
F30号
パネル、白亜、油彩

若手写実画家、岡村翔平と津村果奈によるダブル個展を開催いたします。
共に武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業し、リアリズム表現を通じてそれぞれ独自の世界観を追求してきました。
架空の人物を描き「本物とは何か」を問いかける岡村翔平。静物に人の気配を宿し、観る者の記憶に触れる津村果奈。
圧倒的な画力で観る者を魅了する二人の作品を、原画の豊かな質感と空気感とともにご高覧ください。


🔷岡村翔平 個展「Simulacrum」
私は近年、実在しない架空の人物の顔を描いています。本展で発表する作品群は、「シミュラークル」、すなわち「オリジナルなき模倣」が自律して存在する様相を、架空の肖像を通じて探る試みです。
制作は粘土などを用いた顔の造形から始まり、型取り、樹脂やシリコンへの置き換え、植毛や塗装などの工程を経て、立体物として具現化します。それをモチーフに写実的な絵画として描くことで、現実には存在しない顔にリアリティを与えます。
AIやデジタルフィルターによって「本物らしく」生成される顔があふれる今、私は手作業によって立ち上がるもう一つの虚構のリアリティを提示します。それらの顔は、「人」とは何か、「本物」とは何かを問いかける存在です。  岡村翔平


🔶津村果奈 画展「In bloom, in blue」
圧倒的な画力で静物画の世界へ新たな解釈をもたらす津村果奈。
昨年のロンドンでの初個展は盛況のうちに終了し、今年はふくやま美術館にて大作を発表する機会にも恵まれました。
彼女の静物画の特徴は、モチーフに「手」が加わること。
描かれた手や食べかけの食材が、静止した画面に人の気配や意志を宿し、観る人の五感に静かに語りかけます。1998年生まれの津村果奈による、古典静物画への新たな視点と解釈。
ぜひ本展にて、原画の豊かな質感と空気感をご高覧いただけましたら幸いです。


★作品に関するお問い合わせはこちら


【作家略歴】
🔷岡村翔平 Shohei Okamura
1991年 東京都生まれ
2015年 武蔵野美術大学 造形学部油絵学科油絵専攻 卒業
2018年 個展(東京・Gallery Suchi )
2021年 CISTRON ―写実の遺伝子―(Gallery Suchi / 東京~23年)
2024年 inherit3(S_R gallery / 東京)
2025年 インサイド リアリズム ―超写実絵画と超絶技巧― (Bunkamura Gallery 8 /渋谷ヒカリエ 8F)
【作品収蔵】ホキ美術館(千葉県)

🔶津村 果奈  Tsumura Kana
1998年 広島県生まれ
2021年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業
2021年   武蔵野美術大学卒業制作展 優秀賞
2023年   初個展「A room unspecified」(コート・ギャラリー国立 / 東京)・個展「In the circles」(月光荘 / 東京)
2024年   個展「Life in Still life」(Dorothy Circus Gallery / London)