

小林繭乃 「夜の犬」
小林繭乃 「おばけ」
三平硝子「feel frustrated」
三平硝子 「small world #1」モンスターというモチーフを通して独自の表現を展開する 小林繭乃 と 三平硝子 による二人展「Monster:モンスター」 を開催いたします。
日本画の技法を用いる小林繭乃は、日常の中で生まれる感情や記憶、思考の揺らぎといった内面世界を、動物や化け物の姿として描き出します。画面には、繊細さと不穏さが共存する独自の世界観が広がります。
一方、三平硝子は、生活の中での体験や社会現象、個人的な感情をモンスターとして再構築し、ボロシリケイトガラスを用いたバーナーワーク技法により立体作品として表現します。高温の炎の中で形づくられるガラス作品は、透明感と緊張感を併せ持ち、見る者に強い印象を与えます。
本展では、それぞれの新作に加え、両作家によるコラボレーション作品を発表いたします。
平面と立体、日本画とガラスという異なる素材と技法が交差することで生まれる、新たな「モンスター」の表現にもご注目ください。
また、展覧会に先立ち、2026年2月12日(木)から2月25日(水)まで、GINZA SIX 1階ショーウィンドウにて、両作家の作品を展示いたします。
🔷小林繭乃
略歴
1993 愛知県生まれ
2016 女子美術大学芸術学部美術学科日本画専攻 卒業
2018 女子美術大学大学院 美術研究科 博士前期課程 美術専攻日本画研究領域 修了
個展
2024 小林繭乃 - 愉快な深淵 - / 四季彩舎
小林繭乃は、日本画の技法を駆使し、日常生活や記憶、喜怒哀楽といった内面的な感情から生まれる曖昧で流動的なイメージを、動物や化け物の姿に置き換えて表現する作家である。彼女の作品には、現実に存在する動物から空想上の生き物まで、多様な存在が登場し、しばしばコミカルなキャラクターとして描かれる。 それぞれのキャラクターには、人間が抱える感情や問題が投影されており、作家自身の複雑な内面世界が反映されている。また、これまでに摂取してきた文化や大切にしている領域を作品へと織り込むことで、独自の世界観を築き上げ、鑑賞者をその世界へと引き込む力を持つ。
🔷三平硝子
略歴
1979 東京生まれ
2016 アメリカ人ガラス作家Ziiに師事
個展
2024 Noise?, Isetan Shinjuku, Tokyo, Japan
2024 三平硝子 ART WORKS,四季彩舎
2023 Life?, JPS Gallery, Tokyo, Japan
三平硝子は、日常生活から得た内面的な感情や経験をもとに、ユニークで魅力的なモンスターの世界を創り出すガラスアーティストである。彼の作品は、個人的な出会いや身の回りの環境、そして多様な人々との関わりからインスピレーションを受けている。
三平はバーナーワーク技法を駆使し、ガラス管を炎で溶かしながら精巧で独創的な造形へと巧みに成形する。その作品には液体や糸が注入され、内面世界の表現が試みられている。滑らかでありながら堅牢なガラス容器の中で流動する液体は光の屈折を際立たせ、空虚さと物質感の関係を探求することで、作品にさらなる深みと魅力を与えている。
また、彼の生み出すコミカルなモンスターたちは、愛らしさと同時に謎めいた性質を備え、観る者に独自の物語性と余韻を感じさせる存在である。
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