

サガキケイタ「靴屋の親爺」 ぺン、クラシコファブリアーノ紙、パネル
タルタロス「AutomaticWave武家 信長 革陣羽織AD103486PH」 新千円札、金箔、水金箔、アクリル、ウレタン、木製パネル
小池正典「変わらないこと」陶
本柳礼文「チェリーヘッド」ミクストメディア
星山耕太郎「Advertising Painting II」油彩、アクリル
ブレイク前夜展「ULTRA HIGH」 は、BSフジで放送中の「ブレイク前夜」後援のもと開催される展覧会です。長年にわたり表現を磨き、確かなキャリアと評価を築いてきた作家たちが、次なる飛躍点に差し掛かる現在地を提示します。
ここに集うのは、すでに実力を証明してきた表現者たちです。しかし本展が捉えるのは「完成」ではありません。むしろ、経験と技術、思想が高密度に結晶化し、表現が新たな臨界点へと向かう、その緊張感に満ちた瞬間――すなわち“ブレイク前夜”です。
デジタル社会において「高解像度」という言葉は一般化しましたが、本展における ULTRA HIGH とは、単なる視覚的精緻さを指すものではありません。作家たちは対象の深層へと踏み込み、思考、感情、社会構造、物質の本質を、圧倒的な集中力と純度で可視化します。その表現には、成熟ゆえの余裕と、次の段階へ踏み出す切迫感が同時に宿っています。
星山耕太郎は多層的な肖像によって人間のアイデンティティを掘り下げ、サガキケイタは緻密な線の集積によってスケール感覚を揺さぶります。Tartaros は社会システムの本質を概念的に問い、本柳礼文は物質に内在するエネルギーを力強く定着させます。小池正典は極小の立体表現を通じ、生命の気配と存在のリアリティを鋭く立ち上がらせます。
本展は、到達点の回顧ではありません。次のフェーズへと向かう直前、表現が最も研ぎ澄まされる瞬間を提示する試みです。ブレイク前夜展 「ULTRA HIGH」――その緊張と密度を、ぜひご体感ください。
<出展作家>
サガキケイタ、星山耕太郎、タルタロス、本柳 礼文、小池正典
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